突然ですが、あなたは思春期にできる顎ニキビと大人になってからできる顎ニキビの違いをご存じですか?
実は、思春期にできやすい顎ニキビと大人になってからでやすい顎ニキビがあります。
今回は、ニキビの種類や症状についてご紹介します。今自分がどの段階のニキビなのかを確認することで、これからの改善策に役立てることができます!
ニキビの種類や症状
ニキビの種類は大きく分けて5種類あります。
初期段階から重度段階までの過程で、ニキビの呼ばれ方が変わり、重度段階の場合は皮膚科などの医療機関での診断を検討したほうがよいレベルとなります。
1.白ニキビ(初期段階)
ニキビの初期段階状態で、ぽつんと小さな白くなった状態です。この状態は、ニキビの原因である「アクネ菌」が繁殖していない状態なので、この段階で治すことができればニキビ跡や肌に傷をつけるリスクがほぼありません。
2.黒ニキビ
白ニキビが少し悪化すると、白くぽつっとしたニキビが、黒くぽつっとした状態の黒ニキビへと悪化します。黒くなる原因は、毛穴が開き中の白い菌が空気に触れることで酸化し黒くなります。
3.赤ニキビ
黒ニキビが悪化し、赤く大きく腫れあがった状態です。痛みを伴い、腫れも目立ちます。大人になってからできる顎ニキビはこの状態のニキビが多くなります。適切な治し方をしなければ跡が残ってしまう状態です。
4.黄色ニキビ
赤ニキビが悪化し、皮膚内に入りきれなくなった菌(膿)が目で見てわかる状態です。大きく赤く腫れあがり、ニキビ真ん中付近に黄色い膿が溜まっている状態となります。この段階に来ると、ニキビ跡のリスクが高まり、さらに色素沈着(ニキビが治っても赤いまま)などのなってしまう可能性があります。
5.紫ニキビ(重度段階)
黄色ニキビが悪化し、ニキビの中でも一番重度の状態となります。ニキビの中で血と膿が混ざり紫色になっている状態となります。この状態になってしまった場合は、医療機関での診察や治療を検討したほうが良いと言えます。
自己流で治そうとしたり、潰してしまうとニキビ跡や色素沈着してしまい、治ったとしても美しい美肌に戻せなくなってしまう可能性もあります。
このように、ニキビには種類がありニキビの症状に合わせた適切な治し方が重要となります。
思春期・大人になってからできやすい顎ニキビは?
思春期の中学生や高校生にできやすいニキビは、初期段階の白ニキビや黒ニキビとなっています。逆に大人になってからできやすいのは、大人ニキビとしても知られる赤ニキビが多くなっています。
思春期のニキビは、比較的初期段階の白ニキビ・黒ニキビだから潰せば大丈夫!と軽く思っている方も多いのですが、白ニキビ・黒ニキビの段階でニキビを治さなければ赤ニキビや黄色ニキビの治りずらいニキビへと悪化してしまいます。
そこで、思春期の方や顎ニキビに悩む方が行ってしまいがちな、顎ニキビを悪化させるNG行動がいくつかありますのでご紹介します!
常にマスクをつけている
頬杖をついたり頻繁に顎に触る
洗顔を何度もする
化粧水や薬を頻繁に変える
あなたは、この4つのうち1つでも心当たりはありませんか?
このような行為は、知らず知らずのうちに顎ニキビを悪化させてしまっている原因となっています!一つずつ詳しく見ていきましょう。
常にマスクをつけていると顎ニキビが悪化する? |
中学生や高校生に限らず、大人の方でもニキビを隠すためにマスクをつけている方は少なくありません。
確かにマスクは顔を隠すことができますし、風邪やウイルス感染予防にもなりますが、ニキビを悪化させる原因だということをご存じでしょうか?
顎ニキビや頬のニキビは、刺激に非常に敏感で刺激を与えてしまうと悪化したり化膿したりしてしまいます。マスクをしていると、ニキビと擦れたりして刺激を与えてしまい、悪化させてしまう原因となりますので、できるだけマスクなどの着用は避けて清潔に保つように心がけましょう。
頬杖をついたり頻繁に顎に触るのはNG |
ついつい癖で頬杖をついてしまったり、顎に手を置いたり触ったりしていませんか?このようなことも、実は顎ニキビを悪化させたり増やしたりしてしまっている原因となります。
手には目には見えませんが、非常に多くの雑菌がついています。炎症を起こしているニキビの毛穴に、雑菌が入ってしまった場合には今以上にニキビが悪化してしまいます。
また、今ニキビがない場所でも、毛穴に雑菌が入りニキビができてしまう事もあります。そのようなことを避け、ニキビを予防するためにも、汚い手で触ったり、いじったりするのはやめましょう。
清潔に保とうとして、洗顔を何度もするのは逆効果! |
ニキビは炎症を起こしているし、清潔にしようと何度も洗顔をしてしまう行為は絶対にNGです。
肌や顔は乾燥からお肌を守ろうとして、常に正常な量の皮脂が分泌されています。しかし、洗顔のし過ぎで本来必要な皮脂をすべて洗い流してしまうと、お肌が乾燥してしまい、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
皮脂が過剰に分泌されてしまうと、毛穴詰まりの原因となり、その結果ニキビができてしまいます。石鹸を使っての洗顔は1日1回にしましょう!
化粧水や薬を頻繁に変えるのもNG |
普段から使用している化粧水やニキビの薬を頻繁に取り換えるのはあまりよくありません。
もちろんお肌に合わない場合は、取り換える必要がありますが、そうでない場合は頻繁に変えることはやめましょう。お肌はいつも使っている化粧水に慣れています。そこに急に違う化粧水を使用すると、肌荒れを起こしてしまったりする場合もあります。
化粧水を変える際には、成分などをしっかりとみて、低刺激の化粧水を使用することをおすすめします。
先ほどもいましたように、ニキビも刺激に敏感ですので、ニキビがある場合はなおさら肌に優しい化粧水を使用するように心がけましょう。
ニキビ種類 まとめ
ニキビには、種類や症状のレベルに違いがあり、また普段の生活でついついとってしまいがちなNG行動を理解いただけたでしょうか?
今現在、顎ニキビが紫ニキビになっている場合は、皮膚科などの医療機関で一度診察してもらうことをお勧めします。今現在、白ニキビや黒ニキビや赤ニキビの段階の場合は、正しいスキンケアとバランスのよい食生活で改善していくようにしましょう。