赤ニキビの原因や赤ニキビができやすい部位についてご紹介しています。
赤ニキビは突然できたとおもったら、大きく腫れてしまい痛みを伴うこともあります。さらに適切な処置をしなければ、ニキビ跡となってしまいお肌が汚くなってしまう原因にもなります。
赤ニキビの原因について詳しく見ていきましょう。
ご紹介内容
赤ニキビとは
赤ニキビとは、ポツポツとできる小さな白ニキビが悪化した状態のニキビとなります。
赤ニキビの内部にはアクネ菌や皮脂が増殖した状態となっていて、炎症を起こしています。炎症を起こしていて皮膚表面が赤く腫れていることから``赤ニキビ``と呼ばれています。
赤ニキビは単なるニキビだと思われている方も多くいますが、皮膚科医それぞれの見解では「重度の皮膚炎」と診断するお医者さんもいます。たかがニキビですが、放置しておくと一生消えることのないニキビ跡にもなりかねませんので、注意が必要です。
赤ニキビ【皮脂の過剰分泌こそ最大の原因】
赤ニキビの主な原因は皮脂の過剰分泌となります。ニキビが今現在あるところに、さらに皮脂やアクネ菌が増殖することによりニキビ内部に膿がたまりパンパンな状態になっていまします。
その結果、大きく腫れた痛い赤ニキビとなってしまうのです。
そもそも皮脂は本来ならば皮膚を保護しらり乾燥から守るために潤したりする役割をしています。しかし、毛穴がつまり皮脂が外に出られなくなってしまい、さらにストレスや食生活、スキンケア不足により皮脂が過剰に分泌することにより毛穴内部に皮脂が大量に溜まり赤ニキビとなってしまうのです。
では、赤ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌はばぜ起こってしまうのか?どんなことが原因で皮脂が過剰に分泌してしまうのか?について詳しくご紹介します。
ニキビ(お肌)への刺激が炎症や皮脂を悪化させる
皮脂が過剰分泌してしまう原因の一つとして、ニキビ(お肌)への刺激があります。
お肌は刺激されるとその部分を保護使用と皮脂を分泌させます。顔に激しい刺激を継続的に与えているとその部分から皮脂が過剰に分泌してしまい、その結果赤ニキビやニキビの原因となってしまいます。
皮膚への刺激へ次のようなことがあります。
きたない手で触る・頬杖(ほおづえ)をつく
普段何気なくお肌を手で触ったり、小さなニキビを汚い手でいじったりはしていませんか?
汚い手でニキビやお肌を触ると、バイ菌(細菌)がお肌に付着してしまい刺激となってしまいます。極力汚い手でお肌を触ることは避けて、常に清潔にしておくことがニキビを作らない秘訣となります。
また、赤ニキビの原因として最もやってしまいがちなのが「頬杖(ほおづえ)」をつくことです。
頬杖は毎回同じ付近に手を置きますし、お肌へ非常に刺激を与える体制のひとつでもあります。頬杖が原因で頬や顎周りに赤ニキビができてしまい、なかなか治らないといった事態に陥っている方も非常に多いので、あなたも一度無意識に頬杖をついていないか確認してみることをおすすめします。
マスクを毎日着用している
赤い大きなニキビを他人に見られるのが恥ずかしくて毎日マスクをして私生活を送ってはいませんか?また、最近ではスッピン隠しとしてマスクを着用する方が非常に増えていますが、これはあまりおすすめできません。
実はマスクは雑菌繁殖しやすいものでもありますし、お肌とこすれて刺激を与えてしまいます。
風邪やウイルスが流行っているときに予防として着用することはもちろんおすすめしますが、それ以外の目的で毎日使用しているとニキビの原因や肌荒れの原因となってしまうので使用を控えましょう。
ニキビ隠しにマスクを使用すると、ニキビとマスクが激しく擦れてしまいニキビの炎症を悪化させる原因ともなってしまいます。
食生活・生活習慣の乱れ
食生活・生活習慣の乱れも赤ニキビの原因となります。
とくに食生活が乱れているとなかなかニキビが治らないといった状態にもなりますので、赤ニキビに悩んでいる方は必ず意識して改善してほしい項目のひとつでもあります。
食生活以外にも私生活には様々な赤ニキビの原因が潜んでいるので詳しくみていきましょう。
脂っこいものを大量に食べる
脂っこいものを毎日大量に食べてしまうと、ニキビができやすいお肌になってしまいます。
脂っこいものを食べると汗がベトベトした経験はありませんか?実は焼肉や揚げ物、ラーメンなどの脂の多い食べ物を毎日食べていると汗から普段より多くの皮脂が分泌されてしまいます。
食生活で脂っこいものを食べすぎた結果、毛穴に脂が詰まってしまいそこにさらに皮脂がたまることで大きな赤ニキビとなってしまいます。ニキビに悩んでいる方はバランスの良い食生活、とくに「和食」を意識して食べることをおすすめします。
もちろん毎日和食では飽きてしまいますので、単純に脂っぽい食事を摂りすぎないということが重要となります。
便秘
便秘とニキビって関係あるの?と疑問に思う方もいると思いますが、便秘とニキビや肌荒れは深く関係しています。
便秘になってしまうと、腸内環境が悪くなり腸内の善玉菌が減少してしまいます。善玉菌は口から取り入れた食事をもとにビタミンを作り出す働きをしていますが、便秘になると善玉菌が減少してしまうためビタミンを作り出す量も減少してしまいます。
お肌へのビタミン不足は肌荒れやニキビの原因となりますので、便秘はニキビの大敵とも言えます。便秘は健康に悪いだけでなく、お肌にも影響を及ぼしますので規則正しい食生活と習慣でしっかりと排便することを心がけましょう。
化粧をしたまま寝る
女性が良くやってしまいがちなNG行動なのですが、化粧をしたまま寝てしまった経験はありませんか?
化粧は毛穴や皮膚全体に塗っているので、もちろん毛穴も詰まったり汚れたりしている状態となります。就寝前にしっかりとクレンジングや洗顔で化粧を落としてから寝れば問題ありませんが、化粧をしたまま寝てしまうと赤ニキビやニキビの原因となります。
毛穴に化粧が詰まったまま寝てしまうと、寝ている間に分泌される皮脂は毛穴の外にうまく出ることができずに毛穴の中にたまってしまいます。
毛穴の中にたまった皮脂からアクネ菌が増殖し、あっというまに大きく腫れた赤ニキビになってしまうのです。女性は疲れて帰宅しても必ずしっかり化粧を落とすことを心がけてください。
生理前後
女性で生理前後に肌荒れやニキビを起こしてしまう方は非常に多くいます。
生理前後はホルモンバランスが大きく乱れる時期であり、お肌は非常にデリケートになりますし、さらに皮脂が普段より多く分泌される時期でもあります。
そのため、生理前後に脂っこい食事をとったり、今まで使用していた化粧水とは違う化粧品を使用してみたりするとすぐにニキビができてしまいます。
特に生理前の14日間は意識して規則正しい生活習慣を心がけることで生理前後の赤ニキビを防ぐことができます。生理前後のニキビについて詳しくは「生理前後に毎回ニキビができる原因は?」をご覧ください。
ストレス
ストレスはホルモンバランスを大きく乱れさせ、自律神経の交感神経が優位になってしまい皮脂が過剰分泌されてしまいます。
またストレスにより発生する活性化酸素もニキビの原因と言われていますので、ストレスは適度に発散し気持ちをバランスよく保つことが重要となります。
入浴の際にアロマを入れてリラックスしたり、ストレッチや軽度の運動をするだけでもストレス発散になりますのでストレスは溜め過ぎないように心がけましょう。
睡眠不足(寝不足)
睡眠不足や寝不足はニキビと大きく関係しています。
お肌やニキビが炎症を起こしているときは、基本的に睡眠しているときが最も治るため、睡眠不足や寝不足ではニキビや肌荒れが治りずらくなってしまいます。
また、お肌のゴールデンタイムとも呼ばれる10時から2時までの間にしっかりと睡眠していることがニキビの原因を作らない秘訣でもありニキビを治す秘訣でもあります。
寝る時間が不規則だったり、毎日睡眠がとれない生活をしているとお肌ケアをしてくれるホルモンがいつ働きはじめたらいいのか判断できなくなり、ホルモンバランスの乱れとなってしまいます。
ホルモンバランスの乱れが起こると、皮脂の過剰分泌がされニキビの原因となってしまいます。
髭(ひげ)剃り
男性が何気なく行っている髭剃りも赤ニキビの原因となっている可能性があります。
例えば、硬くて太い髭をカミソリだけでシェービングクリームなどを使用せずに剃るとお肌へ大きなダメージを与えてしまいます。また、皮膚の薄い皮も同時に剃ってしまっている可能性が高く、そこから雑菌などが侵入し炎症を起こしてしまいニキビとなってしまうこともあります。
髭の処理は、切れ味のよい電気シェービングや医療機関などでの脱毛を検討することで、口周りの赤ニキビ大量発生を防ぐことが可能になります。
スキンケア不足による肌の乾燥
赤ニキビの原因にはお肌の乾燥もあります。
スキンケア不足により乾燥してしまったお肌は肌表面をうるおそうと皮脂が過剰に分泌されてしまいます。お肌をしっかりと保湿することは非常に重要で、ニキビの予防にもなりますし美肌の秘訣でもあります。
また、一見お肌表面がオイリー(ベトベト)としていても、実はお肌のインナー(内部)が乾燥してしまっているインナードライ肌というのもあります。
インナードライ肌の方は皮膚表面はベトベトと脂っぽいのに、肌内部が乾燥しているためニキビができやすくなってしまいます。
洗顔のしすぎも赤ニキビの原因になる
洗顔のしすぎもニキビの原因となっていしまうのをご存じでしょうか?ニキビに長らく悩んでいる方は知っている方が多いのですが、洗顔のしすぎやニキビができてしまったときに洗顔をゴシゴシとしてしまうと赤ニキビの原因となってしまいます。
過度な洗顔はお肌の乾燥を招きますし、ニキビがある状態で洗顔をゴシゴシと行ってしまうとニキビへ刺激を与えてしまい炎症を起こし赤ニキビとなってしまいます。
ニキビのある部分への洗顔は非常に優しく丁寧に行うように心がけましょう。
赤ニキビができやすい部位について
赤ニキビの原因を知ったところで、次に気になるのが赤ニキビができやすい部位についてです。
赤ニキビは大きく腫れて目立ってしまったり、痛みをともなったり、熱をもっていて炎症がひどいのが特徴となりますが、実際に赤ニキビができやすい部位がいくつかあります。
赤ニキビができやすい部位はこの3ヵ所。
- おでこ
- 頬(ほっぺ)
- 顎(あご)
それぞれ赤ニキビができやすい部位について詳しくみていきましょう。
おでこ
おでこの赤ニキビは思春期の中学生あたり~20代にかけてできやすい部位になっています。
おでこに赤ニキビができやすい原因としては、「皮脂の過剰分泌」や「汗をかいてそのまま放置」していたり「髪の毛が当たって刺激」を与えていることが原因のひとつとなります。
また食生活が偏ったりしていも、おでこの赤ニキビ原因となってしまいます。
おでこは中学生~20代に向けて赤ニキビができやすい部位なので、しっかりと洗顔し清潔に保ち、化粧水などで保湿してあげることが重要となります。
頬(ほっぺ)
頬(ほっぺ)に赤ニキビができる原因は2つあります。
1つ目は、今現在使っている枕カバーや枕が汚いということです。あなたは枕カバーはしっかりと清潔に保っている自信はありますか?
枕には雑菌やダニなどお肌の大敵が多く潜んでいる場所です。清潔に保てていない枕で睡眠すると頬と枕が接触して毛穴に細菌が入ってしまい、炎症を起こして赤ニキビになってしまう可能性があります。
枕は一週間に1度は洗濯することを心がけて、もしも頻繁に洗濯できないのであれば枕に清潔なタオルなどを敷いて睡眠をとるようにしましょう。
2つ目の頬の赤ニキビの原因はホルモンバランスの乱れです。ホルモンバランスの乱れにより、皮脂が過剰分泌してしまいニキビとなってしまいます。
頬ニキビも思春期や20代の方に多くみられる症状となります。
顎(あご)
顎ニキビに赤ニキビやできやすい原因は、ターンオーバーの乱れやホルモンバランスの乱れ、頬杖による雑菌繁殖、スキンケア不足などがあります。
ターンオーバーの乱れが起きると、お肌に残った古い角質が毛穴をふさいでしまい、毛穴から皮脂がしっかりと排出されずにたまってしまい炎症を起こして赤ニキビとなってしまいます。
ターンオーバーの乱れを起こさないためには、しっかりと睡眠して生活リズムを規則正しく保つことが重要となります。
また、顎や顎周りなどのお肌は乾燥しやすいためしっかりとした保湿ケアも重要となります。洗顔後に化粧水を塗るときはおでこや頬は意識して化粧水を塗ると思いますが、顎にしっかりと化粧水を塗ることができていない方が多くいます。
顎は乾燥するとすぐに赤ニキビやしこりニキビができてしまうので、洗顔後に意識して化粧水を塗りましょう。
顎ニキビは20代から30代に多くみられる症状で、一度できると繰り返し何度もできてしまうことが多くなり、炎症も悪化しやすいのでクレーターやボコボコのニキビ跡になってしまうこともあるのでしっかりと予防することが重要となります。